VR AHA
学部3年時に作成したVRゲーム。チーム製作。改良したものを2022年岐阜大学祭で展示を行った。
概要
プレイヤーは簡単なタスクを行いながら、VR空間で変化するオブジェクトや異変を見つけるゲーム。タスクを進めるほど変化度が大きくなる。VRであることを活かした身体的な変化から「アハ体験」を誘起させる。
※アハ体験とは、これまで理解できなかった問題や概念が何かのきっかけで突然理解出来たり、閃いたりする現象である。写真の一部が徐々に変化するコンテンツはアハ体験を誘起させるモノであり、アハ体験=写真が徐々に変化するコンテンツでは決してない。
使用したもの
- ゲームエンジン : Unity
- 開発言語 : C#
- HMD : Oculus Quest / Oculus(Meta) Quest 2
作品が提供する価値
- VR空間を動き回ることができることから生じる多面的な観察
- タスクを行うことにより生じる「アフォーダンス」の変化
から生まれる「閃き・気づき」
これは、写真などのアハ体験から生じない要素である。
アフォーダンス
ギブソンによって提唱されたが概念。環境がそこに生活する動物に対してアフォード(提供する)「価値」や「意味」のこと。(日本大百科全書より)
左の場合、障害物が男の子より低いため、男の子は無意識に「上から乗り越えよう」とするが、右の場合は、障害物が男の子より高いため、無意識に「下からくぐろう」とする。このように、環境が人に与える価値や意味をアフォーダンスと呼ぶ。
大変だったところ
- VR開発の環境構築
- アフォーダンスを感じられるような企画・変化を考えること
プレイヤーに「タスク」を行わせることは、アフォーダンスを感じる機会を作るために導入した